2023.06.08 13:50いざ、オホーツク 〈紋別、稚内、利尻島〉久々に北国を旅した。それも生まれて初めて訪れる最北端の地である。気楽な一人旅を好む私だが、考えてみれば旅先に誰も知り合いがいない一人旅は久しぶりだった。目的は2つ。アザラシに会うことと、ウニを食べることだ。ただそれらを果たすためだけに、完全オリジナルの3泊4日・紋別〜稚内〜利尻島ツアーが完成した。計画は半年ほど前から練り始めていたものの、手配漏れがあっても誰も責任を取ってくれないため細心の注意が必...
2022.10.08 00:20みんな違って、みんないい 〈DMMかりゆし水族館 v.s. 沖縄美ら海水族館〉座間味島でダイビングをしながら4日間を過ごし、数日間のリモートワークを挟んで後半は本島で遊ぶ…そんな素敵なシルバーウィークのワーケーションを思いついたのはかれこれ半年近く前のことであった。しかしそんな練りに練った企画は、今年一番の巨大台風の前にあえなく砕け散った。
2022.07.23 11:00君たちはどう生きるか 〈葛西臨海水族園〉そうだ、葛西臨海水族園に行こう。そう思い立ったのは、とある海の日のことであった。葛西臨海水族園といえばマグロだ。水槽のマグロが死に絶えたとニュースになった時期もあったが、現在は無事に復活しているらしい。いわゆるパヤパヤ系の水族館とは一線を画す、真面目で学術的なイメージ。コロナ禍で休園していたこともありなんとなく行きそびれていたが、マグロファンとしては一度は訪れねばと思っていた。久々の水族館としては...
2021.03.20 09:30湘南ファンタジー〈新江ノ島水族館〉ひとり水族館がついに県境を越えた。歴史的な第一歩は、日本一ロンハーマンが似合うエリア・湘南に鎮座する、新江ノ島水族館である。ここにどうしても会いたいアレがいる、ということで、平日の有休にも後押しされ訪れる決意を固めた。これが週末ならばロンハーマン族に尻込みして湘南エリアに足を踏み入れることすらできなかったであろう。有休よありがとう、そんな余裕を片手にゆったり朝ニ時間で江ノ島を目指した。ところが到着...
2020.08.07 13:00エイバーシティ、ときどきフグ 〈アクアパーク品川〉サンシャイン、すみだと来れば、アクアパーク品川になだれ込むのは自然な流れである。東京三大パヤパヤ系水族館を押さえることになるからだ。久々の訪問である。webでのチケット購入はできないようで、予約後に現地で支払いをするシステムになっている。有休を取っていたので平日ではあるものの、夏休みの子供たちを警戒して朝一番の時間を予約した。
2020.07.23 13:00金魚や海月の舞い踊り 〈すみだ水族館〉すみだ水族館へ行くことにした。海の日にふと、そんな気分になった。流行りの場所へは流行りが落ち着いてから行きたい。そう思っているうちに8年も経っていた。光陰矢の如し、恥ずかしながらの初訪問である。行くとなったら根っから事前調査に余念がない私は、「とりあえず行ってから考えよう」とはならない。「とりあえず行ってから考えよう」と言う人も嫌いである。行ってみて閉まっていたらどうするのだ。自分に対しても人に対...
2020.07.12 11:00クラゲよりもカワウソよりもマイワシ派 〈サンシャイン水族館〉ひとり旅、ひとり飲み、ひとり映画、ひとり焼肉、ひとりカラオケ。世に〝ひとり〇〇〟と言われるものに関してキャンプ以外のことはおおよそ経験済みだと思っていたのだが、ここに来て水族館がまだであったと気付く。そういえば、自分はどこかで水族館を「誰かと行くべきもの」としてイベント化していたのではあるまいか。ひとりでいつでも足を踏み入れられる場所なのだと考え直して想像してみる。誰にも気を遣わず、興味のない魚に...